ゴールを決めたら生活の危機?タジキスタン代表FWが受けた酷い仕打ちが切ない

 

ゴールを決めたお前には「倍返し」、いや、「100倍返し」だ!

 
先月最終回を迎え、新たなブームを巻き起こした日曜劇場『半沢直樹』
 
「倍返しだ!」というセリフが爆発的に流行し、
 
今や『あまちゃん』の「じぇじぇじぇ」や林修先生の「今でしょ!」に並び
 
今年の流行語大賞の最終候補にノミネートされるのは間違いないでしょう。
 
そんな「倍返し」の仕返しを食らったのは何もドラマの中だけではありません。
 
サッカー界でも、まさに「倍返し」、
 
いや「100倍返し」とも言える仕打ちを受けた選手
がいました。
 
それがタジキスタン代表のストライカー、アフタム・ハムロクロフ選手。
 
彼は試合でゴールを決めたことで生活を脅かされることになったのです。
 
 
Hamroqulov
 
 

 
 
中央アジアに位置する国、タジキスタンのトップリーグ、
 
タジク・リーグのレガル・タダズ・トゥルスンゾダ所属のハムロクロフ選手は、
 
10月上旬に行われたタジキスタンカップ準決勝でFCヴァフシュと対戦しました。
 
 
ちなみにこのハムロクロフ選手、
 
2011年3月のブラジルW杯のアジア3次予選で日本代表との試合にも出場しています。
 
 

 
 
まずここで押さえておかなければならないことは以下の通り。
 

・FCヴァフシュはクルガン・テッパという都市に本拠地を置くチーム
 
・ハムロクロフ選手は生まれも育ちもクルガン・テッパ
 
・レガル・タダズに移籍する前はヴァフシュでプレー
 
・レガル・タダズはヴァフシュの隣町トゥルスンゾダのライバルチーム
 
・ハムロクロフ選手は今も故郷のクルガン・テッパで暮らしている

 

 
そう、ハムロクロフ選手は自らが生まれ育った故郷の地元クラブを離れ、
 
隣町のライバルチームへの移籍、いわゆる“禁断の移籍”をしていたのです。
 
かつてバルセロナに所属したポルトガル代表のレジェンド、ルイス・フィーゴが
 
国を分断するほどのライバル関係にあるレアル・マドリードに移籍したような時と
 
同じような感覚と理解するとわかりやすいかもしれませんね。
 

 
 

 
 
ちなみにフィーゴの場合はバルサホームの試合で試合が中断するくらい物が投げ込まれていました
 
 
実際にここまで激しいライバル関係なのかはわかりませんが、
 
とにかく、ハムロクロフ選手の所属するレガル・タダズと古巣ヴァフシュは
 
ローカルなライバル関係にあったという事です。
 
ここまで把握できたら、勘の良い方はこの後の展開が予想できているかもしれません。
 
 
話をタジキスタンカップの準決勝に戻します。
 
レガル・タダズとヴァフシュの間で行われた準決勝のライバル対決では、
 
ハムロクロフ選手が2ゴールを挙げる活躍を見せ、
 
見事レガル・タダズが勝利し、決勝への切符を手にしました。
 

 
しかし、試合後に家路に着いたハムロクロフ選手を待っていたのは
 
クルガン・テッパ市からの「倍返し」ならぬ仕返しでした。
 
彼は古巣相手にゴールしてしまったばかりに、
 
なんと5日間も家の電気と水を止められてしまったのです。
 
 
what_happens_when_we_run_out_of_water
 
 
ハムロクロフ選手本人によれば、試合後に家路に着くと、
 
市長の代理人(*)と名乗る2人の人物が彼を待っていたそうで、
 
彼らはハムロクロフ選手が水道・ガス・電気代を数か月滞納していると主張し、
 
彼には市に対する600ドル以上の支払いの義務があると告げます。
 
 
*記事元のGuardianの”representatives of the city mayor’s office”のことです。
誤訳御免でお願いします。

 
実際の所、ハムロクロフ選手本人が
 

「支払いは100%(確実に)常にしてきた。領収書も保管している」

 
と話すように、ハムロクロフ選手は支払いを怠ってなどおらず、
 
彼らの主張は明らかにでっちあげられた言いがかりでした。
 
ハムロクロフ選手は2人に対して請求書を持って帰ってくれと告げますが、
 
なんと彼らはあろうことか、去り際に
 
ハムロクロフ選手が両親と共に暮らす家の電気と水道を止めたのです。
 
何とこの期間は5日間にも及んだとか。
 
ちなみに10月のクルガン・テッパ市の平均最低気温は7.6℃らしく、
 
電気が通らないと暖房もつけられず、寒さに苦しんだことだと思われます。
 
800px-Qurghonteppa_2010_02
 

ソース: Wikipedia Qurghonteppa
  
 
古巣相手にゴールを決めるのは確かにご法度とされているかもしれませんが、
 
移籍した時点で所属チームのためにプレーするのが選手の義務ですし、
 
ちょっとここまでやるのは行き過ぎかと。
 

これを受け、クルガン・テッパ市の上下水道課の代表、
 
ミルゾ・アシュロフ(Mirzo Ashurov)さんは、
 


「ハムロクロフという人物が誰かも知らないし、
彼がどのチームでプレーしているかも知らない

 
料金を払わない人々は実際にいますし、
我々は彼らに対して注意しているだけです。」

 
と自らの潔白を主張しています。
 
 
彼の主張ははっきり言ってかなり怪しく思えます。
 
というも、ハムロクロフ選手の自宅の水道と電気が元に戻ったのは
 
彼がタジキスタンサッカー協会の会長に直接この被害を訴えた後のこと。
 
さらに偶然か必然か、そのタイミングは、レガル・タダズが
 
タジキスタンカップ決勝でイスティクロル(Istiqlol)に敗れた直後でした。
 
 
11月2日に再び対戦を控えているレガル・タダズとヴァフシュ。
 
次の試合でもしゴールを挙げたとしても、
 
ハムロクロフ選手が喜ぶことはないかもしれません。
 
 
 

参考ページ: 
 
Striker scores twice against local rivals – and has his power and water cut off
 
Tajikistani Striker Has Water And Electricity Cut Off As Punishment For Scoring Against Hometown Club
 
TAJIK SOCCER PLAYER SCORES AGAINST HOMETOWN TEAM, HAS POWER SHUT OFF



 
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